「奇妙な訪問者」   1999 P10 麻紙に岩絵具とアクリルガッシュ

親の帰りを待つリカオンの子供たちの前に、たまたまセンザンコウが通り過ぎます。かたい鎧で身を包んだこの奇妙な生き物は、周りに集まった野次馬なんてまるで眼中に無い様子。リカオンの子供たちもおっかなびっくり。そのまま何事も無かったかのように、センザンコウは彼方の蟻塚目指してゆっくりと視界から消えていったのでした。