齧歯目ネズミ科クマネズミ属 本州産
Rattus norvegicus (Berkenhout,1769)
頭骨全長43mm 頭骨幅(頬骨弓幅)22mm 歯式 1/1・0/0・0/0・3/3
頬骨弓の横への張り出しが弱いため全体的に細長い頭骨です。ややオレンジがかった切歯は一生伸び続けますが、臼歯は鈍頭歯型で歯根があり成長はある時期で止まります。様々な食物を噛み砕くことの出来る雑食性ですが、他のネズミ類より動物質を多く摂る傾向があります。家畜化されたドブネズミは「ラット」と呼ばれ、人に慣れやすく性質も温和で、良いペットとなります。ウサギ目と違い、上下の切歯は1対ずつで前面のみエナメル質に覆われています。