ニホンザルの頭骨

霊長目オナガザル科マカク属 本州産
Macaca fuscata (Blyth,1875)



頭骨全長139mm 頭骨幅(頬骨弓幅)100mm 歯式 2/2・1/1・2/2・3/3

ヒトと同じでよく発達した臼歯を持ち、犬歯は特にオスで大きく鋭いです。画像の個体は歯の磨耗が少ないので、成獣になったばかりのオスと思われます。眼窩輪(眼球の周りの骨)は完全につながり、顔前面に並んだ目で物の立体感を良くとらえ、色も識別します。脳も大きく発達し、知能の高いことがうかがえます。



マカク属はメス(画像左)とオス(画像右)の体格差が大きく、頭骨や歯の形態を見てもそれは一目瞭然です。メスに比べてオスの顎は大きく、顔が前方にやや突出した形になっています。



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