骨は決して気持ち悪いものではありません。
むしろ、かつてそこに命が宿っていた頃の姿を自由に想像できる「ゆとり」すら感じるほど
美しいものです。
我々人間も死んで朽ち果てれば皆平等に骨になるわけですから、そうした基本の造形に
もっと温かい目を注いでも罰は当たらないと思います。
以下に紹介しますのは、めぐりめぐって私のもとに来ることになった様々な頭骨です。
そのほとんどが、剥製にされたり狩猟や駆除で殺されたけものたちの成れの果てです。
彼らがどんなものを食べどんなふうに暮らしていたかを、顎や歯の形から想像してみて下さい。